2017年8月19日 燻し燻されて生きるのさ
燻製にハマっている。機材は前回書いた。
手に入れてから3回やった。今も庭で食材たちが燻されるのを待ちながらブログを書いている。これで4回目だ。
自分でベーコンを作れたらいいなと思ったりしているが、肉の塊からベーコンに変換するにはなかなかの手間が必要らしい。
本当の燻製とは、燻したあとに風に当て(風燻というらしい。この手間は下準備にも適用される。やらなかったが)る作業を経て、保存食として活躍するのだそうだ。過去の燻製チャレンジでは、全て出来たてをすぐに完食した。なので以下の各食材の感想は燻製としては未熟かもしれないので、そのつもりで読んでもらいたい。
・味玉:これが一番美味しかった。もともと市販の燻玉も大好きなのだが、その比ではない。別の料理だ。ちなみに他人の燻製ブログでは、市販の安い燻製商品は実際に燻製にせず、燻製の風味がつく液体に浸して作ることが多い「なんちゃって燻製商品」も多いという記述があった。下味としては、にんべんのめんつゆを薄めた液に一晩浸けた。
・チーズかまぼこ:ほとんど変化なし。温かいチーズかまぼこ。香りも移っているが、あくまでチーズかまぼこだった。
・カルパス:さらに干からびたような硬いカルパスができた。カルパスはそもそも燻製して作るらしい。追い燻はあまり効果がないようだ。
・プリッツロースト:香ばしさが増した。普段あまり食べないので久々に食べたのがおいしかったのかもしれない。
・じゃがりこ(チーズ・サラダ・枝豆塩バター):まったく別物になった。もう燻製していないじゃがりこは食べられないかもしれない。普段のじゃがりこのボキッとした食感から油が抜け(?)、軽くなり、食べ始めたらキリンがない。
・シャウエッセン:火を通したいのでウッドの真上に配置。じっくり火が通ってジューシー。ちゃんと香りも移っておいしいが、冷めるとそこまででもない。出来たてを急いで食べるのがよさそう。
・ミックスナッツ:アルミホイルで簡易的な皿を形成し、そこに載せて燻した。燻製の香りはつくが、全体的な味としてはトースターでローストしても似たような感動があるかもしれない。
・セブンイレブン6Pチーズ:溶ける場合を考慮してアルミ皿で。見た目の感動を越えるほどの味ではない。ただし他のチーズで試す価値はありそう。上のシャウエッセンと一緒に食べたりした。
・セブンイレブン薄焼きせんべい:そのままの方が旨い。
・ツナ缶:ナッツ同様アルミ皿で(以下の缶詰も)。缶詰の中で最も美味しかった。油を切りすぎるとパサパサになると書いてあったのでティースプーンで3杯ほど油を切った。もう少し切っても良かったかもしれない。クラッカーに載せて食べたのが大正解だった。
・カニ缶:ツナ缶に敗北。猫がカニ缶の残り汁を美味しそうに飲んでいたのがよかった。
・サンマ缶:できることなら白米と一緒に食べたかった。つまみとしても活躍しそうだった。表面にしか香りがつかないので、途中でひっくり返す作業をしてもよかったかもしれない。
特に玉子は燻していると水分が出てきて、表面に水滴がたくさんつく。たぶんそれを回避するために、事前に風燻という作業が必要なのだろう。一度は冷蔵庫に入れていたものを常温に戻し、30分くらいキッチンペーパーの上で乾燥させてからチャレンジしたが、乾燥させる過程が味に影響するのかどうが、自分の味覚ではわからなかったので、もうやっていない。
自治体にもよるかもしれないが、BBQのように大袈裟な煙が出ないのと、逐一見張っておく必要がない(もちろん定期的に様子を見る必要はある)ので、人の少ない公園の隅っこでやってもよさそうと個人的には思うくらい、周囲にそこまで配慮がいらない気がする。
いい趣味なのでこれからも続けていきたい。