2017年8月4日意識を内側に向ける

ヨガを始めた。正確には7月8日から始めた。もうすぐ一ヶ月が経つ。

仕事帰りに寄れる時間までやっているので、けっこう熱心に通っている。

腕の片方を頭の上から、もう片方を下から、後ろに回して、背中の前で手をつなぐことができる。なかなかの快挙だと思う。もしかしたら元々できる人もいるのかもしれないが。

 

ところで、ヨガにはシャバ・アーサナというポーズがある。それは、仰向けに横たわり体の力を抜いて目を閉じるだけのめちゃくちゃお手軽なものだ。もしかしたら毎晩やっている人もいるかもしれない。

ヨガのレッスンでは、シャバ・アーサナを5分~10分くらい最後に行う。先生によってガイダンスはまちまちだが、特に気に入っているのは、「水平線に浮かんでいる自分を想像する」というものだ。

 

水平線に仰向けに浮かんでいる。耳に水がしっかり入って、外の音はほとんど聞こえない。吸う息が打ち寄せる波、吐く息は引いていく波。何平洋かも知らない海に浮かんで、波に運ばれたり戻されたりしていく自分をただただ想像する。名前のない海の上で、ひとりぼっちそれだけ。

 

ちなみに、先生によっては「体がマットに沈み込んでいく」と言う人もいるし、「体の末端から順に血流を感じて」という人もいる。自律訓練法みたいなかんじだ。

最後に先生が鉄の鐘?のようなものを3回鳴らしたらシャバ・アーサナは終わり。その鐘を最初に聞いたときは、あまりのシャバ・アーサナの気持ちよさに、ついに幻聴かと思った。

 

 

ヨガのレッスン前にも先生がガイダンスをしてくれる。

・これからの1時間は、自分のための1時間です

・昼間お仕事をしていた方は、外に向けていた意識を内側に向けてください

・立場や肩書はヨガが終わるまで脇に置いておきましょう

 

なかなか素敵だと思う。いつまで続けられるかわからないが、今つらい仕事を乗り切っていられているのはヨガの力が大きいと思う。酒の力もあるだろうが。