ブログは書いた方がいい

フェイスブックに毎日日記を投稿している同級生がいる。

大学の博士課程に属している彼の日記は、写真もなく、その日食べたもの、気分、天気から始まり、大学での研究や趣味の読書について、ひたすら書いている。小学校の頃の同級生で、そもそもあまりよく知らない人なので、はっきり言って面白くもなんともない。

けれども、高そうな食事や着飾った人々、生まれたての赤ん坊などの写真が延々と流れるフェイスブックで、彼の日記は異彩を放っており、ログインする度つい目を通してしまう。

彼によると、元々はmixiで始めたもので、日によって長短はあれど、それは日課としてもう10年続けているんだそう。以前アメリカの大学院に留学していた時も、やはり続けていたらしい。

10年欠かさずに毎日続けると、3650日くらいになる。うるう年も二度通り過ぎたはずだ。3650回の個人の日記が、このインターネットの海の一角に積まれていると思うと、途方もない気持ちになる。

10年毎日続けられたら、もうそれは日記のプロだ。

これから定期的に日記を更新する気持ちがある。それはプロを目指すほどの覚悟ではないけれど、続けた先に少しでも途方のなさがあったらいい。